I区2F金髪OL
世の中ムカつくことばかりだと思いませんか?夏は異常に暑かったし、世界は戦争。税金だか社会保険だかわかんねぇけど偉そうなやつから搾り取られて手元に残る金も僅かばかり。何がニューリッチだ、政治家だ、クソ。金が金を産む金持ち向けにチューニングされた世界で俺みたいな育ちも悪ければ学もない労務者は汗水垂らして泥被って日銭稼いで安酒かっ食らって湿った七畳のアパートに帰ってスマホでエロ動画見て情けなく抜いてまた同じような明日に備えて眠るだけの毎日。女との出会いもなけりゃ女を買うこともままならねえ。女なんて掃いて捨てるほどいる。けれど俺に抱かれに来るような女は一人もいない。俺の分までヤってる奴がいるということだ。ムカつく。ヤリたい。ある日現場の喫煙所でエメマンすすっていたら(100円の小さい缶。ムカつく。)耳に入ってきた会話。「こないだ他所んちの窓の隙間からセックスしてっとこ見えてよう」「俺、その場でシゴいちまったからピンサロ代浮いたんだわ(笑)」俺はその日から街を徘徊するのが日課になった。すると、思っていた以上に世の中にはカップルがいて、そして、油断をしながらセックスをしているのだということがわかった。それを見つけるのが今の俺の生き甲斐。そしてそれを、冴えない日々を送っている、全ての俺みたいな奴らに贈りたいと思う。危ない橋を渡るのは俺だけで充分だ。と、格好をつけてはみたが、実のところ、これで儲けてこのクソみたいな生活から抜け出したいだけである。記念すべき(?)、初投稿のこちらは板橋区のマンションでみつけた男女。昼間だし、一階ではないからと油断していたんだろう。最初はパンチラ目当てに撮っていた。俺になんて目もくれないようなイイ女だ。金髪でスーツ姿の仕事はなんだろう。不動産屋か宝石屋とかだろうか?このままオナニーでもしてくんねぇかな、と思っていたら彼氏?が登場。期待は膨らむ。女が着替える。パンスト越しの下着は光沢のある白だ。たまらない。そのままおっ始めろと念を送るもそのまま彼氏の服に着替える女。あー、これはダメか、と思いつつもしばし粘っていると始まった。始まってしまったのだ。押し寄せる性欲、背徳感、恐怖心、好奇心、えも言われぬ興奮で失神してしまいそうだった。男が女の身体をねぶる。大きく張りのある胸、引き締まったくびれ、丸く飛び出た尻。絵に描いたようなイイ身体だ。二人は舌を絡ませ、よだれを交換しあい、順番にアソコを貪り合う。満足したような、それでもなお物足りなさそうな表情をした女は身体を起こし、やおら男にまたがり、腰を振る。しなやかで、健康的で、イヤらしい...。女は盛った犬のように四つん這いになり、尻を男に突き出し、快感を要求する。仰向けになり肉体を差し出し、エクスタシーに酔い、男は女の肉体を貪る...貪る...貪る...。果てた二人は満足げに唇を交わす。そして何事もなかったかのように日常に戻るのだろう。俺もそっとその場から離れ、俺のいつもの冴えない日常に戻った。ただ一つ、パンツの中が我慢汁と精液でぐちょぐちょだということだけは除いて。